“誰もが活躍できる社会”の実現を目指す「神奈川中央障害年金センター(フェリタス社会保険労務士法人)」。

皆さま「障害年金」という制度をご存じでしょうか。公的生活支援制度である「障害年金制度」。まだまだ周知が足りず見逃してしまうお客様が多いとのこと。「フェリタス社会保険労務士法人」が運営する障害年金部門、「神奈川中央障害年金センター」ではその申請のお手伝いと障害年金制度の周知活動を行っているそうです。

今回はフェリタス社会保険労務士法人の代表、障害年金部門に所属されている方々へお仕事の内容やそのお仕事を通してのやりがい、そのほか仕事環境などについてもお伺いしてきました。

【真ん中】
フェリタス社会保険労務士法人 代表
社会保険労務士
石川 弘子 Hiroko Ishikawa

高校までは厚木で過ごし、馴染み深い土地というところで2004年に開業し代表を務める。2022年現在、事務所は20数名の大所帯となった。代表を務めている傍ら、趣味で登山に楽しさを感じ、次は丹沢の塔ノ岳を目指している。

【左】
フェリタス社会保険労務士法人
キャリアコンサルタント
三富 一葉 Kazuyo Mitomi

「フェリタス社会保険労務士法人」へ入社し、5年。前職は営業職。人の役に立つ、人の相談にのるような仕事をしたいと思い「障害年金の相談員」募集をみて転職。現在も障害年金の知識を勉強しつつ、試行錯誤の日々を送っている。

【右】
フェリタス社会保険労務士法人

真田 智子 Tomoko Sanada

「フェリタス社会保険労務士法人」へ入社し、8年。前職は会計事務所に勤務。年金制度に興味を持ち、面白そうだと思い転職し、障害年金の部門へ。子供食堂のお手伝いをするなど個人的な活動も行なっている。

馴染みの深い土地で人の人生に深く関わることができる仕事。

はじめに、石川さんから順にお三方のご出身を簡単にお伺いさせてください。

石川さん:私は福島の生まれではありますが、父が厚木市の出身で「石川」という家はもう何代も前からありました。高校まではこちら(厚木)で過ごしていたので、馴染み深い土地ですね。

三富さんのご出身はどちらになりますか?

三富さん:厚木ではなく平塚市の出身です。今回転職するまでは厚木のことをほとんど知りませんでした。

転職されてから厚木に来られるようになって、厚木の印象というのは?

三富さん:平塚市より小さい街だと思っていましたが、実際はこちら(厚木)の方が都内へのアクセスも良くて都会で、厚木を知るにつれ、色々なことに驚きました。

なるほど、次に真田さんのご出身をお伺いしてもよろしいでしょうか?

真田さん:出身は新潟県です。今は、厚木の隣の海老名市に住んでいて出勤はチャリできています(笑)

チャリ(笑)自転車で出勤されているのですね!

真田さん:厚木の印象は、30数年前から様変わりしていて、ちょっと廃れてきているのかな?と思っていたのですが、ここ何年かで住みたい街ランキングを取っていたのにはびっくりしています。

石川さんへ、事務所を起業された理由をお伺いしてもよろしいですか?

石川さん:私のキャリアに関わりますが、私自身、元々、会社員をしていました。ほんの一部ですが、割と今の仕事に携わることをしていました。会社員時代、行き詰っていた時上司から「こういう資格があるからとってみたら?」と勧められて勉強を始めました。資格を取得したら今より外に目が向くのかなと思いながら試験を受け、資格取得をしてからはこの仕事が面白いということに気付き、組織の中に居るより独立してやった方がいろんな方のお手伝いができるのではと、そんなところから始まりました。

社会保険労務士さんってお堅いイメージを個人的に想像していました(汗)

お三方:あー(共感)

お話をさせていただいていて、とても親しみやすく良い雰囲気で柔らかい印象に感じます。次に、それぞれお仕事のやりがいについてお伺いしたいです!

石川さん:私たちの仕事は、障害年金部門であれば、障害年金について本当に困っている方のサポートが第一なので、ちゃんと受給が決まったっていう時にすごく喜んでいただけて「本当にありがとうございます」という言葉をたくさんいただきます。色々と難しい部分もありますけど、そういう言葉をいただくと良かったと思いますし、“人の人生に深く関わる事が出来る仕事”っていうのはすごくやりがいを感じますね。

三富さん:受給が決まった時に「ありがとう」の言葉の重みを感じます。「おかげで救われました」のようなお言葉までいただくと、本当に私のような人間が人に喜んでもらえて、人に何かしてあげられるってことは本当ありがたいなと思います。「ありがとう」のお言葉をいただく度、私も「こちらこそ本当にありがとうございます」と思います。

真田さん:人様のその一部に関わっている実感とその反面、すごくプレッシャーもあります。後々「これで良かったのか?もうちょっと別の方法があったのでは?」と思い返すことも多くて、試行錯誤していますね。家で目が覚めたときやごはんを食べる時、入浴中の時など全然関係ない時、ふとした時に思い返すことがあります。

 

どんな方々に「フェリタス社会保険労務士法人」をご利用していただきたいなどございますか?

石川さん:「フェリタス社会保険労務士法人」は法人部門と障害年金部門で大きく2つに分かれますが、障害年金に関しましては、今、自分の障害によって生活が困窮している方というのが非常に多かったりもしますので、そういった方に障害年金制度を知っていただいて広く利用していただきたいと思っております。

事務所や個人のこれからの目標などございますか?

石川さん:私たちは「誰もが活躍できる社会の実現」を目的に掲げています。例えば、障害年金を受給する方、その家族、人は誰しも活躍できるフィールドがあると思います。けれど、上手にマッチしない場合があり、障害によっていろんなことを諦めてしまう方がいらっしゃると思います。そういった方がおいていかれない社会が実現するよう、微力ですが「厚木市」の地域から少しずつそういう社会が成り立つようになっていけば良いというのが、究極の目的です。

三富さん:障害年金は、生まれつきの障害をお持ちの方が大人になった時、その生活をサポートすることもできます。現在、いくつか厚木市内の学校や隣の座間市の学校、特別支援学校とかでセミナーをさせていただいています。障害年金制度は、難しい制度なので、なかなか分かってもらうことが難しいです。
実際に日本全国の障害者の内、障害年金を受け取られている方がすごく少ないらしいので、本当に微力なのですが障害年金の存在をもっと広く知ってもらうための活動を、前職(営業)の経験を生かしながら、積極的にもっと大きく活動して行きたいと思います。

真田さん:障害年金を受け取れるけど、実際には受け取れていない方が1人でもいなくなるように、普及活動や申請のお手伝いをさせていただきたいです。今の子供たちで言うと、その居場所が色々問題視されていると思います。発達障害がある、知的障害がある子でも働ける場所とかいる場所がちゃんとできるように、その機会を作れれば良いかなと思っています。

障害年金制度の周知活動を積極的に行っているとのことです。対象になる障害のご紹介や制度の内容や金額についてご質問や申請のご相談にのっていらっしゃいます。
また障害年金についての説明動画もホームページで公開されているそうです。(“神奈川中央障害年金センター”で検索して下さい。)

 

接点が少ない障害年金や社会保険労務士の仕事を知ってもらう機会を作るために何か行われたことなどございますか?

真田さん:先日、厚木の南毛利の中学生が職場体験にきました。

職業体験ですか、どのように行われたのでしょうか?

石川さん:今年は体験というよりインタビュー形式のご訪問でした。中学生7人ぐらいに囲まれて質疑応答をしました。仕事のやりがいは何ですか?など、中学生として疑問に思うことを下調べした上でインタビューしてくれました。

真田さん:AIに取って代わられるのでは…など面白いこともインタビューされましたね(笑)

イマドキな中学生らしい柔軟な発想ですね(笑)

 

現在の職場環境について、オフィスが本厚木駅前と飯山にあるその理由。

今、事務所がこの本厚木駅前オフィスと飯山にサテライトオフィスがありますが、きっかけがあったのでしょうか?

石川さん:2つの理由があります。1つは、社員の人数が増えてきて手狭になってきてしまい、駅前でもう少し大きな事務所を借りたいと思ったのがきっかけです。
オフィスビルではなく、戸建てのオフィスを作りたくて、最初は駅近で戸建て物件を探しましたが、なかなか駅近の戸建物件がなく、どうしようかと悩んでいました。そんな時、ふと私の実家を思い出しました。母が1人で住んでいるけども大きな家は1人で暮らしていくには勿体ないと思っていた経緯もあり「戸建てのサテライトオフィス」という案をひらめきました。厚木の方々は車移動をされる方も多いので、そういった点でも安心できると思いました。もう1つは、従業員の中には家庭もある方が多く、そんな従業員も働きやすい環境を追求したいなと思い「リラックスした環境で仕事ができるオフィスを作りたい」と漠然と考えていました。条件が揃ったので、コンセプトを「子供を連れて出勤ができ、仕事中は同じ空間で子供を遊ばせながら業務が行えるオフィス」にしようということで始めました。

サテライトオフィスを積極的に利用する社員さんはいらっしゃるのですか?

石川さん:そうですね。今、固定のメンバーが4名、飯山オフィスに居ます。気分によって他の従業員も「本厚木の駅前オフィスから明日は飯山に出勤します」と申告されることもあります。飯山では時々、家族ぐるみでハロウィンパーティなどのイベントを行ったりしていますので、従業員が子供を連れて参加してくれたりと、イベントを楽しみに来てくれる人もいたりしますね。

オフィスを見ると本日は、従業員の方がたくさんいらして賑やかですね!(※インタビュー時)

石川さん:今日は勢揃いですね(笑)普段はテレワークが多いのですが、今日はたまたま揃っています。いつもは、割と静かで半分ぐらいの人数で、最近は半分ぐらいがテレワークです。現在、従業員のうち2名が完全テレワークで、富山と奈良にそれぞれいます。元々ここへ勤務していましたが、家庭の事情などで引越し、完全テレワークになりました。

完全テレワークとのことですが、設備を整えるのは大変でしたか?

石川さん:元々はコロナの前に、1人女性社員が結婚の際「主人の仕事の関係で引越しになり、辞めなきゃならない」という相談に来たのがきっかけでした。こちらもせっかく育てたのに勿体ないので本人へ「よければ引越し先で働き続ける道もあるよ」という話をし、準備をした丁度その年ぐらいにコロナが始まりました。テレワークもそうですが、子育てしている人だけ、特別な事情がある人だけテレワークをOKすると不公平感がどうしても出てしまいます。ですので、当社は基本的に全員テレワーク可能とする制度へ移行しました。最初はちょっとパソコンやサーバーなど機器の入れ替えが大変でしたが、もうパッと、一気に進めてしまおうという感じでした。

完全テレワークに移行してから事務所の全体で何かイベントを行う際は、従業員の皆さんは集まることはございますか?

石川さん:年末などには全員で集まります。ただ、地方在住の従業員はさすがにこちらには来られないのでオンラインで繋いでいますね。

にぎやかなで楽しいイベントになりそうで働きやすい環境ですね!

 

今回は本厚木駅前のオフィスへお邪魔させていただきました。事務所内を見学すると、席の中央に空間を爽やかに感じられる観葉植物がございました。季節によって飾り付けをされているそうです。窓際には、小上がりのようになったお仕事スペースがあり、飯山のオフィスでも採用している仕様とのこと。厚木の景色を見ながら開放感も感じつつお仕事ができる、そんなオフィスになっていました。

終始、障害年金制度についてもっと周知させていきたい、受給者の方のお手伝いをしていきたいと熱意を感じるお時間でした。この度は取材のご協力、ありがとうございました!

 

神奈川中央障害年金センター(フェリタス社会保険労務士法人)

本社
住所:神奈川県厚木市旭町一丁目24番13号 第一伊藤ビル6階
電話の受付時間:平日 9:00〜17:00
TEL:046-230-6863

飯山オフィス
住所:神奈川県厚木市飯山南五丁目75番3号

神奈川中央障害年金センター:https://www.kanagawachuo.com/

フェリタス社会保険労務士法人:https://www.ishikawa-sk.com/

Instagram(神奈川中央障害年金センター):https://www.instagram.com/kanagawa.shogainenkin/

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