親族の想いを大切にしたアットホームなご葬儀を「ファミリーホール厚木」。

葬儀社とは、親族が故人との一度きりのお別れを、故人への感謝の気持ちを思い残すことのないよう届けることをお手伝いするお仕事です。

今回は、厚木市水引にあるファミリーホール厚木の赤岡さんへファミリーホール厚木ならではのサービスについてお話をお伺いました。

株式会社サン・ライフ 式典部 県央式典グループ
ファミリーホール厚木
赤岡 将人 Masato Akaoka

ファミリーホール厚木の支配人。大学で倫理学、哲学を学んでいく中で宗教学を専攻。
学業を通し葬儀や式典に興味を持ち、2013年に株式会社サン・ライフへ入社。

 

——はじめに、赤岡さんのことについて教えていただけますでしょうか?

赤岡さん:株式会社サン・ライフへ2013年の4月に入社しましたので、ちょうど10年が経ちました。私は入社当時から式典部にずっと従事していました。以前は、伊勢原で副支配人を務めていまして、2020年に厚木へ支配人として配属されてきました。

——式典部にお勤めになって10年とのこと、何故この職業に就こうと思ったきっかけなどございますか?

赤岡さん:大学で宗教学や倫理学を学んでいました。大学がキリスト教の大学だったのですが、私の父方が「神道」、母方が「仏教」とそれぞれ宗教が違うことに興味を持ち、宗教学を専攻し学んでいました。学業を通して葬儀や式典といった職業に興味を持ったのがきっかけです。

——ありがとうございます。厚木にお勤めになってからの厚木の印象などお聞かせください!

赤岡さん:お買い物やレジャーとか基本的に全部できて、治安が悪くなく、森の里の方に行くと綺麗で広くて静かで自然も多く、交通の便も良い住みやすい街だなと思いますね。

——駅前も栄えていていろんなことができるところ、厚木の魅力ですよね!次に、ファミリーホール厚木で行っているサービスについて簡単に教えていただけますか?

赤岡さん:はい、ご葬儀のご用命を承ってお別れのお手伝いをしていることが主です。厚木の水引にホールを建てた理由としては、ファミリーホール厚木が建つ前など、厚木市斎場のお手伝いをさせていただいている中でお客様から、大きいホールよりもう少し手頃な大きさのホールが欲しいとのご要望もあり、そんな厚木のお客様のために、幅広く対応しようとファミリーホール厚木が作られました。式場のキャパシティーとしては最大24,5人で式が執り行える施設となります。大規模では行うことは難しいですが、家族葬にはちょうどいいと思います。

——色々な葬儀場などがあると思いますが、ファミリーホール厚木が他と違うところってございますか?

赤岡さん:1つは、一件貸し切りで同時に使用されるお客様がいらっしゃらないというところですね。ゆっくりお別れをしてもらえるというのはメリットであると思います。もう1つは「エンバーミング」という方法をとってお見送りをしていただくことを行っています。ニュースなどでも特集されることもありますが、エンバーミングは、ご遺体に殺菌消毒・防腐や修復をした後に化粧を行うことで、生前に近い姿に整える処置のことを指します。

——「エンバーミング」初めてお聞きしました。

赤岡さん:海外だと昔から広く普及している方法で、日本でも導入されることが増えてきています。ドライアイスを使用してご遺体を保っていた方法もございますが、ご遺体を凍らせるとなると、痛々しい印象をお持ちになられる方がいらっしゃいます。弊社ではドライアイスの方法もありますが、ドライアイスだとかなり物量は必要なり、10~20㎏もする重たいものになってきてしまいます。とてもご遺体へ負担を与えていないとは言い切れませんので選択肢の1つとして「エンバーミング」をご案内しています。

自然に近い状態でお布団に寝ていただいて、手を触れてあげたり、お顔を手で触れてもらったりすることができ、化粧師もいますので、できる限りのお元気な頃の面影を保ちながらゆっくりお別れすることができます。

——なるほど、そんな方法があるのですね。

赤岡さん:弊社はエンバーミングの施設を自社で保有しているので、他社とは違ってできるだけお手頃な費用でご案内することができます。

——若い世代の方だと、親族が亡くなられた、お葬式の準備ってどうやるの?という方が多いと思います。葬儀を準備していく流れなど教えていただけませんか?

赤岡さん:そろそろ考えていこうかなというお客様には、事前のご相談をおすすめしています。ご葬儀のことは、なかなかご存命中に話しづらいことだと思いますが、亡くなってからのご準備だと時間もなく大変だと思いますので、できるだけご生前のうちに、どこの葬儀屋さんを呼ぼうかな?くらいでも決めていただけると、残された側の方も安心して準備をすることができると思います。
亡くなってからの流れは、病院やお家の場合は、霊安室またはお家でお休みいただいてご移動、事故の場合は警察になりますが、指定の場所までお迎えに上がって霊安室へお預かりさせていただきます。そこからどのようにお別れしていきましょうかというご相談が始まります。

——個人的な印象としては、忙しい準備になるかと思っていました。事前にご相談できるのは安心できますね。

赤岡さん:ご葬儀はご家族によって全く異なりますので、お寺さんを呼ぶ、呼ばない、キリスト教の方ですと神父(牧師)さんを呼ぶ、呼ばないというところから変わっていきます。お家の事情など色々ございますので、決して同じ式はありません。お客様のご事情をお伺いして、選択肢を提示してお選びいただくようにしていただいています。

ご安置室
清潔感のある明るい雰囲気が広がっており、故人の好きな音楽などを流すことができるなどゆっくりお見送りできるお部屋となっていました。

ホール内の各設備をご案内していただきながらお話を伺いました。

 

——式場も綺麗で広々としていて、ゆっくりとできそうな空間ですね。

赤岡さん:集合安置だったりすると、面会時間も限られてしまいますが、当館は、故人の方にゆったり寝てもらってご家族の方には開館時間中ならご面会していただくことができます。

式場
供花やお料理もファミリーホール厚木でご用意ができ、ワンストップで行っているとのこと。
式場は、どの宗教にもご対応できるような仕様となっているとのことです。

 

——緑が飾られているなど明るく見えますね。

赤岡さん:葬儀式場は暗いイメージを持たれる方が多いと思いますが、どんよりとした雰囲気より今はお花も和菊より洋花を飾る式場が増えてきています。特に女性の方だと明るく送ってあげたいという方が多いですね。

不定期で地域の方との交流もあるファミリーホール厚木。お茶やお野菜や果物を割安でご提供し、交流を図っているそう。
その中で遺影などのお写真のご相談を受けることもあるそうです。

 

出来る限りお客様のご要望に応じて対応してきたという赤岡さん。
故人の思い出の品としていれるものにこんなものがあったというエピソードをお伺いしました。

赤岡さん:お棺に入れるものに関してできる限り、できないですと言わないようにしてきました。オーソドックスなものは思い出のお品やお花などをお入れしますが、「お父さんがステーキ好きだったんだよね」というエピソードからお肉屋さんにお肉を買いに行って実際にステーキをお好みの焼き加減で作り、お棺へお入れしたことがあります。

——お棺にステーキをお入れできるのですね!それは驚きです!

赤岡さん:ご葬儀は何回もできませんので「あれをやっておけば良かった…」など、お客様の後悔がないようできる範囲で柔軟に対応しています。お棺のほかにも、故人の方の中で温泉好きの方もいらっしゃったので、温泉を使ってお身体を拭いたこともありました。七沢の旅館の方にご連絡をしましたら快諾していただきまして、源泉を取りに伺わせていただいたこともありました。

——厚木に七沢や飯山の温泉郷があってのならではですね。

 

——最後に、お伺いします。赤岡さんの今後の目標またはサービスをどのようにお届けしたいなどございますか?

赤岡さん:当社のホールとしては、多くのご用命をいただき順番待ちをしていただいている場合があります。市内の駅前、南側や愛甲石田に近い場所に葬儀屋さんはたくさんありますが、その反対である北部(三田や鳶尾)にはそういった施設が少ないため、北部に施設を整えていきたいです。できる限り、お客様のご希望に合わせてお手伝いをできるようにしていきたい、時代に合わせて柔軟に対応をしていきたいと思います。

故人への想いを最後まで悔いを残さず、送り出せるように。
1人1人のお客様のご葬儀は必ず違うものだと終始お話されていました。全ての葬儀を大切にされている姿勢に誠実さを感じるお時間でした。ありがとうございました!

 

ファミリーホール厚木

住所:神奈川県厚木市水引2-11-38
開館時間:9:00~18:00
TEL:046-297-4001
ご葬儀・法要相談センター:0120-41-3140 ※24時間対応
HP:https://www.moshimo.net/hall/5/

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