厚木の上荻野に人目を引くキャンピングトレーラーがあります。今ではコンビニの数以上あると言われる整体サロンですが、移動型のサロンは中々お目にかかれないではないでしょうか。鍼灸整体サロン「musubi」の院長である高瀬さんに、本当の医療についてのあれこれを聞いてきました。
鍼灸整体サロンmusubi 院長
高瀬 健二 Kenji Takase
14歳の頃から治療家を目指し、高校卒業後に整体の民間学校に通う。東京・大阪で10年間修業をし技術を磨き、本当の医療について独学に励む。2021年、移動&常設型の鍼灸整体サロン『musubi』をオープン。鍼灸師として、未来へ結び繋げる活動を続けている。
「やるからには一流を目指す」治療家で選ばれる人になるために。
ーmusubiさんのチラシを見ました! 中学2年生の時から治療家を目指されていたんですね。
高瀬さん:そうなんです。当時中学2年生の頃に野球をやっていたんですが、肩や腰を痛めた時に受けた治療家の先生がすごくて……その時に感銘を受けて、今度は自分が治せる側になりたいなっていう風に思ったのがきっかけでした。
ー興味を持たれて、高校は専門分野へ進まれたんですか?
高瀬さん:その時の治療家の先生が、たまたまソフトボール部の全国大会へ行くようなレベルの学校関係者だったんですね。私自身野球をやっていたんですが、あまり上手くなかったんですよ。でも、その先生にソフトボールをご紹介いただいて沼津の方で寮生活を送りました。なので、すぐにこの業界に入ったわけではないんです。ただその当時から治療家の先生から受けたものを真似して自分なりにやったりはしてましたね。
ーそうだったんですね。その後は専門学校に通われたりしたんですか?
高瀬さん:専門学校へ行きました。民間の整体学校だったんですけど、2年間ほど通いましたね。
ー経験を積まれてからその後、東京と大阪で10年程修行されたとお聞きしました。すごく長い期間色々な所で修行されたんですね。
高瀬さん:初めは埼玉へ、それから東京に行きました。当時勤めていた東京の会社が特殊でして、東京・大阪・名古屋の3ヶ所を中心に、全国から治療家の先生を集めるような、そういうセミナーを開いたりする母体のある会社だったんです。そこの会社に引き入れてくださったのが、うちの業界ではトップ3には入るであろうコンサルの方だったんですね。その関係もあって、全国の治療家の先生と出会い沢山の刺激を受けました。全国のレベルはこういう感じなんだって。中学生の時に出会った先生には「やるからには一流になりなさい」って言われていたんですよ。「選ばれる人になりなさい」って。この言葉がずっと残ってたんですね。その言葉を胸にとにかく探求し続けて、一流になるためにどうしようか、そのためにはやっぱり全国の先生方の思想だったり哲学だったり、実際の施術や治療もですね。それに携わってどういうものか学んでいくと、本当の治療はこうなんだって体感しました。
ーその当時は勤められていたんですね。
高瀬さん:はい、勤めていました。
ー「musubi」をオープンされたのはいつ頃ですか?
高瀬さん:昨年、2021年4月30日ですね。
ーいよいよ大丈夫だろうという自信を持たれて独立に踏み切ったんですか?
高瀬さん:オープンするもう少し前に、大阪からこっちへ戻ってくるタイミングがあって、その時にお店を開いても良かったんです。でも、自分の中でいろいろ考えて、”自分ってなんで生きてるのかな”とか”どうすれば社会に還元できるのかな”とかいろいろ……。その結果”未来へ結び繋げる”ことが自分の中の使命なのかなと思ったんです。一番根底にこの使命があるなって思ったんですね。
ーなるほど。
高瀬さん:じゃあ未来に結び繋げるためにはどうすればいいのか考えたときに、テーマになったのが今musubiで掲げている不妊やマタニティ、産後という分野です。特に女性にターゲットを絞って、本当の健康情報を知ってもらいたいなと思ったんです。当時はまだ私、さっき話をした民間の整体の学校の資格のみだったんですけど、一流の治療家の先生と出会って自分との違いを対比した時に、基礎医学が自分にはまだ足りていないと気付いたんです。民間の資格や知識だけではない、本当の国家資格にもなるような知識が必要だと思って、勤めながら鍼灸の専門学校に3年間通いました。鍼灸を学んだ理由は2000~3000年という長い歴史がずっと途切れず続いているからです。残っているということは絶対意味があるし、そうでなければ途切れているはずなんですよね。私らの業界だと柔道整復師やあんまマッサージ指圧師、鍼灸師の大体この三つなんです。でも、柔道整復師が使えるかというとご存知かわかりませんが、保険を使って電気をあてて……果たして実際に身体が治ってますかって言われれば、ほとんど治ってないんです。整形外科に関しても同じです。レントゲン、MRI、CTを撮って、実際良くなりましたかと言われれば、現実良くなってないですよね。そういう方が来られます。施術の中で、どうしてそこのオペをしたのか、その薬は必要なのか、そういう事例がたくさんあるんです。でもそうじゃないですよね、本当の医療って。
ー本当の医療といいますと?
高瀬さん:鍼灸の歴史をたどると、戦後GHQが入ってきて、その占領統治下では鍼灸は野蛮な医療だと弾圧されたんです。脈々とあったものに対して、ガラッと変えてしまったのが明治維新と大東亜戦争後なんですよ。その歴史を調べると明らかにおかしいんです。今、西洋医学とされる病院がありますよね。病院の医療=西洋医学となっていて、これが戦後本格的に入ってきました。その前までは鍼灸師であったり漢方医だったりが医療のベースだったんです。患者の舌を見たり、腹診で触ってみたり、脈診したり、あとは問診でちゃんとお話して治していく。それに見合った漢方を出したり、針やお灸をするのが本当の医療だったんです。それを変えられてしまいました。
ー医療がガラっと変わったんですね。
高瀬さん:そうなんです。西洋医学を辿るとアメリカで勃興したロックフェラー家に行きつきます。ロックフェラー家が医療は何かということを定義しました。でもそれは、患者を石油漬けや薬漬けにして病気を増やして、もうはっきり言ってマッチポンプなんです。病気を増やしたところに、私達の薬使ってくださいよって。彼らが勃興してお金儲けをして、政府と癒着したり……製薬企業もそうですね。構図が出来上がってしまい、それが戦後の体制で一気に怒涛となって今があるんです。それを、独学で知ったんです。それはもう、身体は治らないよなと思います。本当の医療って何なんだ、どうすれば患者さんは良くなるのか、何が本当の医療で患者さんにとって必要なものっていうのを自分の中で調べて、結果行き着いてるのが今の体制なんです。こういった事は学校でも習わないじゃないですか。言論、情報も封鎖されてるので。医師も看護師さんも、みんな善意でやってます。でもその善意が悪意に加担してるんです。
ー全くそんな歴史があることを知らなかったです……。
高瀬さん:実際医療費も、40~50兆円と年々上がっています。日本で働く人たちの年収が上がらない元なんです。そして、その医療という問題を調べていくと、ユダヤマネーや国際金融資本家、グローバリストとされる人達に搾取されるシステムになってしまっています。だから、そもそもそこを改善しないと不妊も改善しないんです。なぜなら、食を牛耳っているのもロックフェラー家だからです。遺伝子組み換え食品、ラウンドアップという除草剤とセットです。化学肥料、製薬ワクチンもそう、全部これらは石油で作られてます。石油で勃興したロックフェラー家、こう考えると全部出来上がってます。それを売りつけられるような法律も出来上がっていますし、これは勉強しないと知らないことです。すこし話が逸れてしまいましたが、皆さんに知って欲しいので啓蒙活動もしてるんです。
ー高瀬さんがこういったことに気づいたのはいつ頃なんですか?
高瀬さん:コロナ問題が起こってからですね。
ーコロナ問題が起きて、おかしいなって?
高瀬さん:そうですね。食事・運動・睡眠・メンタルこの四つが習慣が身体を作ってることはわかっていたんです。その習慣が日本人にとって何がいいのかを調べ始めたのが、ちょうどコロナのタイミングだったんです。
ーそうだったんですね。
高瀬さん:何かおかしいなと思って、また色々調べたんです。わかったのは、人間はDNAのレベルで考えると数万年前から変わっていないということです。そして、食事はやはり身体を作る基となっていて、食べたものから身体が作られていく。じゃあその食べてるものが悪かったらどうなるのかなって。不妊も、はっきり言って作られてます。人口動態の世界の統計を見た時に、明らかに急激に伸びているんです。国際金融資本家の彼らからすると、彼らの正義としては世界を不妊化させて、限られた資源のために人口抑制しないといけない。彼らの正義のもとで不妊は作られてます。こういう事実を知れば、何を食べればいいのか、どうすればいいのかが見えてきます。数年、数十年の慢性毒が癌などの病気を引き起こして病院へ行く。平均寿命も伸びてますが、平均寿命と健康寿命の乖離が約10年ぐらいあると言われてます。その約10年間はずっと寝たきりで病院に入院させられ、病院でぽっくり逝ってしまうのが今の医療です。”本当にそれでいいのか”と本気で思うんです。
ー話を聞いていて、怖くなってきました……。移動型にされたのは、啓蒙活動もされるためだったりするんですか?
高瀬さん:もちろんそれもありますが、移動型にしたのは差別化のためですね。この業界はDVDやセミナーが広く普及しているので、昔のように何年も修行して得られるような技術が簡単に手に入るようになりました。だから、コンビニ以上の店舗数があるんです。昔に比べ、技術レベルの平均が大体決まってきてしまってあまり差が出ない。そこで差別化するために移動型にしました。
ーどのあたりまで移動されることがあるんですか?
高瀬さん:移動の形式をとってるんですが、実際に移動することは正直そんなに多くないんです。行ったとしても相模原の方面や、東京の練馬区の方で働いてたことがあったので、その関連で練馬の方に行ったり。基本はずっと厚木のこの場所で施術しています。
ー基本的に今はこちらで施術されるんですね。高瀬さんが得意としてる施術やサービスについて教えてもらえますか。
高瀬さん:ベースは骨格の矯正を目安に考えています。ただ、人は物理的な肉体だけではなく、心と体と魂が三位一体となって初めて出来上がってるものなので、カウンセリングをして感情がどういう風に身体に影響してるのか、メンタルの部分も考えながら施術していきます。例えば、心臓や小腸などの臓器は道徳感や倫理感に関わっています。身体は全身で繋がっているので、左肩が痛いという症状が出ていた場合でも、その部分を矯正して治るわけではありません。ある程度良くなってもぶり返してしまうことが多いです。実は痛みの原因が物理的なものではなく、道徳観や倫理観に関わるストレスを感じていて、心臓や内臓にストレスがかかり、左肩に痛みが出ているなんてことがあるんです。身体から発するサインやシグナルを信号と捉えて、カウンセリングをしながら原因を調べていきます。まさかそんなところに原因があるとは思わないので、患者様には考え方や思考のマインドチェンジを促して、メンタル面もケアしながら痛みを消していきます。もちろん物理的に負担がかかっているケースもありますし、個体医療と言うんですけどひとり一人原因は違いますので、その人に合った施術を提供するようにしています。一応メニュー分けもしていますが、実際行っていることはオーダーメイドの施術ですね。
ーいろんな角度から身体を良くして頂けるんですね。
高瀬さん:先ほどの4つの習慣の話に繋がりますが、食事から内臓へ負担がかり身体に不調が反映されます。なので、食事の話も詳しく患者様には伺います。食事だけではなく、細胞レベルで考えた時に、損傷した組織が回復する時期がどこかとなると睡眠ですから、睡眠の質がどうかも深く関わってきますね。どれだけいい食事を摂ってどれだけメンタルを変えても、睡眠時間が少なかったり睡眠の質が良くないと物理面が回復しないんです。結局のところ4つの習慣が全てなんですね。習慣の改善をして、根源的な治療をしなければ解決にはならないんですと話をしています。
ー今日施術を受けたいと思って、フラッと来ても施術を受けられるんでしょうか。
高瀬さん:基本的に予約制を設けているので事前に予約をいただいています。
ー予約制なんですね。施術時間は1時間程ですか?
高瀬さん:初回は90分弱お時間をいただいてます。その方の経歴を知らないのに触るのもどうなのかと思うんです。それこそ今まで勤めてきた所では、初回施術を数十分だけすることもありました。でも、それで実際にその方の体にとって本当に必要な刺激なのか分からないですし、必要な情報量が薄いんですよね。薄くても良いとされるのは、いかに数を回していくかっていうただのビジネスなので……。それを経験した上で、やっぱりそうじゃないなって思ったからこそ、今こうやって自分の施術をする時はひとり一人時間を設けています。
ー施術の安心感が違いますね。最後になりますが、高瀬さんの想い描く理想の未来について教えてください!
高瀬さん:一番は、良くも悪くも昔の日本に戻ろうよってことですかね。そのために自分ができることは、今はこうひとり一人の患者様に対して活動していますけど、講演会を開いたりして本当の医療についてや歴史を伝えいきたいと思っています。こうやって言葉で治すことを医療の言葉で「祝由」と言うんです。黄帝内経って昔の医学の書物の中に載っています。言葉で治すという意味で、啓蒙活動を講演会という形で開いたり、そこで施術を体感したい方にはこの移動型整体サロンで受けてもらいたいです。
ー取材のご協力、ありがとうございました!
鍼灸整体サロン musubi
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TEL:080-4366-8028
受付時間:10:00~19:00(最終受付18:00)
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